株式会社Jクレスト

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バスツアー

四季紀行 Staff Blog

「夏」に導かれる夏のツアー

今回のツアーは袋田の滝と大洗磯前神社の2つをメインとし、

那珂湊のお魚市場を合わせた3箇所を有意義に回る茨城の涼景ツアーでした。

滝と海の水しぶきを感じるべくまずは袋田の滝へと向かいます。

 

 

【袋田の滝】

茨城県久慈郡大子町に鎮座する袋田の滝。

まさに日本三名瀑の名の通り荘厳な様を観せてくれました。

 

大子町と言えば数々の連続テレビ小説や映画のロケ地として有名な土地です。

(本日は栃木県からのお客様をご案内しています!)

栃木県から茨城県に入って10分ほど、

袋田の滝に向かう道中にノスタルジックな旧小学校校舎が見えてきます。

最も知られているものでは、

連続テレビ小説『ひよっこ』の主人公が通学するシーンで登場した旧上岡小学校です。

写真を撮る間もなく過ぎ去ってしまいますが、

作中の主人公が暮らす「奥茨城村」の景色に想像を掻き立てられながら、

またしばらくバスに揺られていきます。

 

滝の入り口に到着すると、待ち構えるのはライトアップと音楽での演出がなされた長いトンネル。

外の気温が嘘のように感じるほどの涼しさに歓迎されつつ奥へと進んでいくと、

いきなり目の前に大迫力な袋田の滝が現れます。

自分はこのツアーに何度も添乗していて、晴れの日も雨の日も体験しましたが、

どちらもまた違った美しい表情を魅せてくれるため、

西行法師の云う「四季すべてに来なければ、本当の良さは分からない」だけに収まらず、

「すべての天候で来なければ、本当の良さは分からない」ではないのかと感じさせられる程素敵な場所でした。

昼食会場へと向かう道中、お土産や食べ歩きの出来る売店に寄りながら進みます。

大子町の名産物である奥久慈しゃものテールつくねをはじめ、

奥久慈りんごのアップルパイ奥久慈茶などを堪能しながら袋田の滝をあとにしました。

昼食は滝から歩いて5分ほどにある滝本屋で、奥久慈しゃもけんちん御膳を頂きました。

けんちんそばに使われている奥久慈しゃもはプロの料理人も認めた高級食材で、まさに絶品。

地元の方に聞いた話では、大きな音に弱い奥久慈しゃもは毎日ラジオを聴いて音に慣れる少し変わった生活をしているのだとか。

 

_____鳥だけにチキンハートなんて言ってみましょうか…

 

 

【大洗磯前神社】

袋田の滝から那珂湊のお魚市場を経由して(那珂湊の様子は前回のブログをぜひご覧ください!

茨城県大洗町の大洗磯前神社が最終目的地です。

太平洋に突き出すように建てられた『神磯の鳥居』や、90段の階段上から太平洋を眼下に望むと、あっと息をのむ景色が広がります。

天気の良い日の美しい水平線と鳥居の融合もさることながら、

荒れた天候で波しぶきのかかる鳥居は、自然の雄大さと同時に恐怖も感じられ、

神を祀る場所としての神聖な姿ををまざまざと見せつけられたと感じるほどの神社でした。

 

川と海の両方で涼しさを感じられた今回のツアーはまさに初夏の旅行にぴったりかと!

神社に来ていた八百屋さんのスイカやメロン等の果物やキッチンカーの冷たい飲み物、

観光地各地でのソフトクリームやジェラートもよりいっそう夏の旅行の想い出を飾り、

これからの夏本番に向けて、暑さに負けずに夏の楽しみを探求したくなる、そんな内容でした。

 

 

添乗員 安井

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