今回のツアーはタイトルにもあるように五感すべてを使い楽しむ旅行でした。
【弥彦神社】
まずは弥彦村のゆるキャラ、「ミコぴょん」に迎えられ、新潟随一のパワースポット弥彦神社に訪れました。
弥彦山自体がご神体であり、創建はさかのぼること神話時代とも云われています。
境内に足を踏み入れた瞬間、たくさんの参拝者が居るとは思えないほどの静けさを感じます。
一の鳥居を過ぎた先にはアイキャッチの画像にもしました、神様の渡る橋である「玉の橋」、
願をかけながら持ち上げる「火の玉石」、それぞれのご利益がある8つの摂社・末社など見どころも多く、
あっという間に弥彦神社の虜になってしまいました。
耳を澄ませば、木々の葉の擦れる音や境内に響く鳥のさえずりなど、
五感だけでなく、まるで第六感を刺激されるような体験でした。
もちろん人気の理由は神社だけではありません。
表参道には、お土産処や食べ歩きスポットが立ち並んでいます。
弥彦で栽培されている、えだまめの「弥彦娘」を使った笹団子やジェラート、
弥彦名物のパンダ焼きなどのお菓子はどれも絶品で、参拝者は舌鼓を打つでしょう。
お客様の中には、お昼前に満腹になってしまう方もいらっしゃいました。
【寺泊 魚の市場通り】
弥彦神社を後にして次にバスは日本海のすぐそば、新潟県のちょうど中央辺りにある寺泊を訪れました。
国道沿いには海産物の店舗が軒を連ねており、「魚のアメ横」や「日本海の鎌倉」など、
数々の愛称で呼ばれるこの場所は観光客ももちろんのこと、地元の方々にも愛されています。
とある店舗には、その場で食べられる浜焼きもありました。
そこでは大きさ毎に値段が決められており、特に南蛮エビやホタテの串焼きが大人気でした。
また、潮ソフトクリームや夕陽ソフトクリームなどのスイーツも充実していて、
あまりの美味しそうな見た目に涎が止まりませんでした。
店先に出ている浜焼きのにおいに誘われて店内に入ると、新鮮な魚が目に飛び込んできます。
その中には寺泊から見える日本最大の離島、佐渡島産の魚もありました。
しかし……昼食のカニ飯御膳が待っているので、我慢して先に進みます。
店舗の中にも外にも誘惑が溢れていて仕事中でなければ…と、思いを馳せてしまいました。
以上、見て楽しい、食べて楽しい誘惑ばかりの寺泊でした。
【国営越後丘陵公園】
続いて訪れたのは今ツアーのメインである国営越後丘陵公園は、世界初の香りに特化したバラ園です。
テーマに沿って構成された8つのエリアはどこも見ごたえ十分で、あっという間に時が過ぎてしまいました。
その中でも、ひときわ異彩を放つエリアが、『受賞ばらのエリア』です。
ここには国営越後丘陵公園が独自で行う、「国際香りのばら新品種コンクール」の受賞作品が植栽されていて、
ひとつひとつのバラにユニークな名前がついているため、興味が尽きることなく楽しめました。
園内では青と赤の2色のバラソフトクリームやホットドックの販売もあり、
ベンチに座ってバラを観ながら、香りに癒されるとても有意義な時間を過ごせたことと思います。
国営越後丘陵公園を後にして、この日は帰路につきました。
途中、休憩がてら魚沼エリア最大級のお土産処「魚野の里」に立寄り、お買い物を楽しみました。
神社での鳥のさえずり、越後丘陵公園でのバラの香り、寺泊のカニ飯御膳など、
五感を全部使って楽しめる新潟の良さを再認識でき、また訪れたいと思わせてくれる、そんな旅でした。
添乗員 安井